鉄道模型の撮り鉄に最適なカメラを把握しよう

鉄道マニアと呼ばれる人の中には写真を撮ることを専門とする、所謂撮り鉄も多くいます。撮り鉄というと実車をイメージされがちですが、鉄道模型を実車さながらの迫力で撮ることを趣味とする人も少なくありません。鉄道模型をリアルに撮影するに当たって重要となるのがカメラ選びです。一口にカメラと言っても特徴や性能の違いなどで細かく分類されますが、鉄道の撮影では主にデジタル一眼レフカメラが利用されます。

鉄道マニア

デジタル一眼レフは光化学式ファインダーとレンズの交換のしやすさが強みの一つです。写真の出来具合を大きく左右するAF性能に優れているという点も魅力の一つに挙げられます。その反面、カメラの特性上ピントの範囲が中央に偏っているので小さい鉄道模型の撮影では慣れが必要です。デジタル一眼レフカメラと並んで鉄道模型向きと言われるタイプにミラーレス一眼カメラがあります。光化学式ファインダーではなくEVFを採用したことで形状がコンパクトになっているのが特徴です。持ち運びに便利で手の小さい女性でも扱いやすいことで人気があります。

ミラーレスは通常のファインダーの代わりに小型モニターが装備されていて、撮影時に明るさや色を調整できるのがポイントです。室内での撮影が多い鉄道模型では、ポジションによって照明の明るさや光の当たり具合が変わります。その時々のシチュエーションに合わせて微調整ができるという点は大きなメリットです。デジタル一眼レフのピントが中央に偏っているのに対して、ミラーレスは画面のどこでもピントを合わせることができます。カメラ位置が多少ズレても綺麗に撮影ができるので撮影に不慣れな初心者でも失敗する心配がありません。ただし、合焦速度、正確性といった点ではデジタル一眼レフに比べると若干性能は落ちます。鉄道模型用のカメラを購入する時は、高速連射やAF性能、センサーサイズといった部分を重視することでより綺麗で迫力のある写真が撮れます。